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 夏の渡り鳥たち

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オオヨシキリ

ウグイス科 体長18cm 夏鳥
 5月初旬になると、水谷田んぼの休耕田のアシ原に渡ってくる。雄は「ギョギョシ、ギョギョシ」とカエルのような大きな声で縄張り宣言をするので別 名「行行子(ぎょうぎょうし)」ともいう。縄張り内の数カ所の目立つ決まった草の上などでさえずる。餌は主に昆虫類やクモ、草の実など。

ツバメ

ツバメ科 体長17cm 夏鳥
  春、日本に帰ってきて子育てをし、秋になると東南アジア方面に渡っていきます。
【ツバメの到着ニュース 】
1997/3/19 柳瀬川・高橋(柳沢新一)
1998/3/21 柳瀬川・高橋下流(松本)
1999/3/13 柳瀬川・富士見橋下流(ウオッチング)
2000/3/11 柳瀬川(田中むめ子)
2001/3/19 新河岸川(柳沢新一)
2002/3/12 柳瀬川・高橋(柳沢新一)
2003/3/23 柳瀬川・富士見橋下流(松本惟文)
2004/3/20 柳瀬川・富士見橋付近(小野恭子)

エサを待つ巣立ちしたヒナたち。

★志木市周辺のツバメ情報集めています。

イワツバメ

ツバメ科 体長14.5cm 夏鳥
  志木周辺には、2種類のツバメが渡ってきます。以前は志木市役所の駐車場や、東武東上線の鉄橋に巣をつくっていましたが、今はどちらも放棄しています。しかし時々柳瀬川などで見かけます。どこで繁殖しているのでしょうか。
写真のように集団で、壺型の巣をつくります。

コチドリ

チドリ科 体長16cm 夏鳥
  柳瀬川の河原や、畑に巣をつくります。99年の詳細な観察記録(武藤邦昭)が「柳瀬川散歩」(00/3エコシティ志木発行)に掲載されています。

ヒクイナ

クイナ科 体長23cm 夏鳥
 池、湿地、川、水田などに住む警戒心の強い鳥。繁殖期になると夜から早朝にかけて、「キョッ、キョッキョッキョッ」と次第に早くなる声でけたたましく鳴く。ヒクイナが繁殖できる環境は年々減っているが、水谷田んぼでは繁殖しているらしい。この都市の中の田園風景をぜひ次の世代に残したい。 希少種です。

カッコウ

カッコウ科 体長35cm 夏鳥
オスの「カッコー、カッコー」という特徴ある鳴き声は高原の夏をイメージさせる。志木周辺の平地にも姿を見せ、通 過だけでなく条件が整えば繁殖の可能性もあるようだ。
繁殖のしかたは独特で、他の鳥の巣に卵を産み付け育ててもらうという「托卵(たくらん)」の習性がある。宿主はオオヨシキリ、ウグイス類、モズ類、オナガなどだが、宿主も学習(あるいは遺伝)により托卵を見破るようになるので、相手を変えていくという進化の過程にある。
志木周辺では比較的新しい宿主であるオナガへの托卵をねらっている可能性が高い。
エサは主に蛾の幼虫の毛虫。

   
 
写真・文責:毛利

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