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ツミ

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タカ目タカ科
【和名】ツミ
【学名】Accipiter gularis(TEMMINCK et SCHLEGEL1844)
レッドデータリスト
埼玉県カテゴリー=(繁殖鳥)準絶滅危惧
全国カテゴリー=−

全国の平地から低山の森林で繁殖する。アカマツ、モミ、スギに営巣することが多いが、ケヤキ、シラカシ等への営巣例もある。
【形態】近似種のハイタカとは、本種の方が体が小さく、白い眉斑がかすかにあるか全くないことから区別 できる。また成鳥♂では胸にハイタカのような横斑がなく、♀ではハイタカより太い横斑がある。
【分布】県内では低地帯から低山帯にかけて繁殖し、冬期も少数が見られる。台地・丘陵帯では1970年代より繁殖が確認されていたが、近年、熊谷市、鴻巣市、北本市、上尾市、さいたま市(旧浦和市)、庄和町等の低地帯の樹林地でも繁殖記録が得られている。しかしながら、安定した繁殖地は少なく、散発的なところが多い。低山帯においても生息記録はあるが、繁殖状況の詳細については不明。
【その他】日本産ワシタカ類のうち最小種として、比較的規模の小さな樹林地でも繁殖が認められているが、いずれも人為的な影響が及びやすい森林であり、繁殖地の不安定な状況が継続している。
(以上、埼玉県レッドデータブック動物編2002より)

キジバトより少し小さい小型のタカ。
写真は、1993年7月6日、朝霞市朝志ヶ丘の「ハケの森」(その後売却され現在(2004/1/5)野村不動産によりマンションが建築中)で繁殖したもの。

また、1996年5月18日、志木市幸町2丁目の西原斜面林で、3羽のツミに遭遇。ファミリーのようでしたが繁殖場所は不明。

■1993年7月6日、ハケの森の松に営巣し、巣立ちしたヒナ。


写真/文責:毛利

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