つづら 【葛・籠】
ツヅラフジのつるで編んだ、衣服など大切なものを入れる箱形のかご。
のちには竹・檜(ひのき)の薄板で編み、上に紙を張って柿渋(かきしぶ)・漆などを塗ってつくるようになった。
昔話「したきりすずめ」の「小さいつづら」にはお宝がざくざくとつまっていることで有名。
というわけで、「つづら」といえば「お宝」。
おたから 【お宝】
たいへん大切なもののていねい語。
しかし、ある人にとってはつまらないものでも、ある人にとってはものすごいお宝だったりすることがしばしばあり、その基準はいろいろ。
河童のつづらでいうお宝とは、身のまわりの自然や文化遺産、知恵などの「地域資産」のこと。
選定基準は特になく、しいていえば、あなたや私たちが大切だと感じ、「できれば未来に伝えたいな」と思うもの。
まるごとはくぶつかん 【まるごと博物館】
大航海時代には、探検隊が命をかけて遠くに出かけお宝を発見しては持ち帰り自慢しあっていた。
まるごと博物館では、自分が住んでいる近所のお宝を発見し、「これはほっとけん」と、その場で一緒になって保護し自分のもののように自慢してしまう。
地域をまるごと博物館ととらえる「まるごと博物館」のそんな活動は、モノだけでなく人と人とのふれあいも大切にする、とてもフレンドリーな地域密着博物館。別名エコミュージアムとも言う。
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