「エコシティ志木通信」の編集子が独断と偏見で勝手に選んだ志木市のレッドデータ種。 カテゴリーは、絶滅の度合いにより以下のように分類しています。 絶滅種 → 絶滅危惧種 → 希少種 → 復活種
柳瀬川の魚調査では、この1年でモクズガニが10匹程度発見されました。モクズガニは、はさみ脚に密生している毛が特徴で、甲羅が10cmの大型のものもいました。このカニは東京湾で生まれ、カニの形になってから川を遡上し、成体になると川を降り河口・海域で繁殖活動を行うそうです。東京湾や河川水質が改善したこと、遡上を妨げる堰がなかったことが復活の決め手と考えられます。堰の無い、瀬や淵のある河川環境の保全が大切ですね。
文:小島敏文 写真:毛利将範(04/4/17撮影)
エコシティ志木通信36号(04/12発行)
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