「エコシティ志木通信」の編集子が独断と偏見で勝手に選んだ志木市のレッドデータ種。 カテゴリーは、絶滅の度合いにより以下のように分類しています。 絶滅種 → 絶滅危惧種 → 希少種 → 復活種
▲ まちおこしに見事に開花したハタザクラ。 おしべが花びらのように変化して、そのようすが旗に見えるので ハタザクラと命名されています。
「チョウショウインハタザクラ」は、平成10年9月学会誌をもって世界に1本として認定されました。推定樹齢400年以上といわれ、背景には淡い恋物語があり、往時を偲ぶ逞しさもあります。開花は4月10日頃で、この季に合わせ環境教育推進員の集いでは「ハタザクラまつり」を開催し賑わっています。また同集いでは「はたさくらまんじゅう」を志木の名物にしようと和菓子業者と企画し発売したところ、現在好評のようです。このハタザクラは、今や多くの市民の注目を浴び、まちおこしに見事に開花した感があります。1本の木は、大気を潤し生き物を含めた生態系への効果 も期待できます。1本の木の大切さを感じます。
文:岩上弘 写真:竹田
エコシティ志木通信18号(00/3発行)
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