カワムツB型【コイ科ダニオ亜科オイカワ属】
Zacco temminckii
別名:
全長:15cm
生態など:成熟した個体には、朱色の婚姻色が頭部下面と腹部に、白色の追い星が頭部と尻ビレ上に現れる。これらの形質は特に産卵期のオスに著しく、頭部の追い星はオスが他のオスと戦うときに、体の後半部の追い星は産卵行動の際に産卵床を掘り起こすのに役立つ。オスはメスに比べ大型で各ひれ、特に尻ビレが大きい。
カワムツはA型とB型に分かれる。A型は濃尾平野から瀬戸内海沿岸の河川下流域および湖沼沿岸に自然分布し、その他の地域にB型が生息する(片野修P.242『日本の淡水魚』)という説および君塚芳輝氏の助言により柳瀬川のカワムツは全てB型と記録しているが、個々について専門家の同定を経ているわけではない。
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